【広報ニセコ連動企画】地域で子育てを支えるニセコのファミリーサポート制度
こんにちは。北海道ニセコ町役場でnoteを担当しています、赤星です。
今回は【広報ニセコ連動企画】と題し、ニセコ町役場の広報広聴係の担当者がニセコ町広報誌「広報ニセコ」を取材制作した誌面記事の1つを取り上げ、広報ニセコでは書ききれなかった話や、そこで感じた想いなどをご紹介する企画です。
今回は、ニセコ町役場 広報広聴係長・大野百恵さんへインタビュー!
大野さんが取り上げる記事は、広報ニセコ3月号で掲載した「ニセコ町の子育て支援・ファミリーサポート制度」です。
大野百恵(おおのももえ)
ニセコ町役場 企画環境課広報広聴係長。愛知県名古屋市出身。北海道大学大学院農学研究科で森林政策を学び、その後環境コンサルタント会社へ就職。2012年からニセコ町役場の職員として勤務。企画環境課環境モデル都市推進係を経て2019年から広報広聴係長として広報ニセコを担当。趣味は山菜採りと山登り。
広報ニセコは毎月1日に発行しています(表紙・裏表紙カラー、本文1色、発行部数は2,200部)
赤星)広報ニセコ連動企画第一弾ということで、まず広報ニセコについてお伺いしたいのですが、広報ニセコの特集はどのような基準で選定されているのですか?
大野)広報ニセコの特集は、毎月担当で発刊号の2ヶ月前を目安に特集内容を検討しています。特集基準は“町内のことで町民の皆さんが知りたいだろうと思う内容”、または“役場から町民の皆さんにお伝えしたい内容”の2つを基準に検討をしています。
赤星)今回、noteでさらに詳しくお伝えしたい内容として広報ニセコ3月号掲載の「ファミリーサポー制度」を選ばれた理由は何ですか?
大野)まず、広報ニセコ3月号でファミリーサポート制度を取り上げることにした背景として、ニセコ町の子供が増えている現状があります。昨今、ニセコ町では教育移住も増え、社会増・自然増ともに子供の人口が増えており、道内では東川町、厚真町、ニセコ町の3町のみ子供が増えているという実情があります(以下、表参照)。
ニセコ町役場では2021年に「こども未来課」を設置。これまで以上に子育てのしやすい町づくりに向けて取り組んでいます。そうしたなかで、子育て支援の具体的な内容を広報誌面で詳しく紹介したいと思い、昨年6月に町で開始した「ファミリーサポート制度」で特集を組もうと考えました。そこで、こども未来課の担当者に話を聞いたところ、ファミリーサポート制度は子育て世帯だけのものだと思っていましたが、実際は“子どもがいない世帯でも、子育てに関わることができる制度”だということを知り、これは子どもの有無に関係なく町内の皆さんに発信するべきだと思い、特集で取り上げることにしました。
noteでは広報ニセコの読者以外の方へもニセコの取り組みとして知って欲しいという思いで、note記事テーマに選ばせていただきました。
赤星)ニセコ町のファミリーサポート制度について詳しく教えてください。
大野)詳細は広報ニセコを読んでいただけたらと思いますが、制度としては以下のような仕組みとなっています。
大野)ファミリーサポート制度は北海道179町村の内では79町村が導入しており、後志管内では小樽に次いでニセコ町が2番目の導入となっています。
※ファミリーサポート事業は国が導入推進をしており、各自治体が設置を行っているものです。ニセコ町では昨年6月に開始し、運営は真狩村で長年にわたりお母さんたちに寄り添ってきた「なみうち助産院」を運営する株式会社まんまじょへ運営業務を委託しています。
●ファミリーサポート制度についてはコチラから
●北海道内179町村の自治体でファミリーサポート制度を導入している自治体はコチラから
赤星)大野さんもファミリーサポート制度に登録されたとのことですが、そこにはどんな想いがあったのでしょうか?
大野)これまで子育ては子供がいる人だけの話しで、子供がいない人は子育てに関わることはできないものだと思っていました。ですが、ファミリーサポート制度を活用することで子供の有無に関係なく、町の全員が子育てに関わり、子供の成長を一緒に見守っていけるという素晴らしい制度だと思い、私も登録をすることにしました。
子供がいる人・いない人、お互いが子育てに関わることで、時間や経験をシェアでき、やりたいことをあきらめなくても良い、暮らしやすい町づくりに繋がると思います。また子供にとっても町内のいろんな大人と接することは良い経験になるでしょうし、ニセコという町への愛着やホーム意識に繫がればと思います。
・ニセコファミリーサポート制度公式HPはコチラから
・ファミリーサポート制度利用者登録はコチラから
・ファミリーサポート制度でサポーターになりたい方はコチラから
赤星)ファミリーサポート制度について詳しくご紹介いただき有難うございました!最後に、ニセコ町ではファミリーサポート制度以外にも助け合い制度のようなものはあったりするのでしょうか?
大野)たくさんありますが、広報ニセコ2月号で特集した「認知症サポーター」や2020年12月号で特集した「助け合い交通」などは同様に助け合いに繋がる取り組みだと思います。
※広報ニセコ2023年2月号「認知症サポーター特集掲載」はコチラから
※広報ニセコ2020年12月号「助け合い交通特集掲載」はコチラから
ニセコは人口5,000人程の小さな町なので、日頃から困っている人がいたら手を差し伸べて助け合うという文化が根付いています。有島武郎が残した相互扶助の精神がベースとなり、誰もが生活しやすい町づくりに取り組んでいきたいと思います。
📘ニセコの情報は広報ニセコをチェック!
今回取り上げたファミリーサポート制度をはじめ、まちの話題や暮らしに役立つ情報などを広報ニセコでは毎月ご紹介しています。
・3月号はコチラから。
・過去のバックナンバーはコチラから
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