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ニセコ町商工会がリクルート社と連携し、町内の人材採用&移住定住推進プロジェクトがスタートしました

いつもnoteを読んでいただき有難うございます。
北海道ニセコ町の公式noteを担当しています、ニセコ町役場の赤星 昭江(あかほし あきえ)です。

このニセコ町公式noteでは、去年移住したばかりの役場職員・赤星が、いわゆる“ヨソモノ目線”で、いまニセコ町で話題の情報、オススメのスポットや、移住者・起業者が増えている背景、ここでしか話せない裏話など…自由に発信しています。

※なお、こちらのnote内で「ニセコ」と記載する場合は、ニセコ町・倶知安町・蘭越町のニセコ観光圏を指します。




ニセコ町商工会がリクルート社と連携し、人材採用&移住定住推進プロジェクトを始動


今回ご紹介するのは、4月にニセコ町で開催した人材採用強化セミナーについてです。まずは、セミナー開催に至った背景をご紹介したいと思います。

■ニセコ地域でコロナ禍以前の水準に戻りつつある求人市場


ニセコ地域ではコロナ禍の影響で求人も減少していましたが、コロナ収束を見据えてリゾート施設を中心に求人が急拡大しています。

令和3年度の求人倍率は、全国平均1.05倍に対して、ニセコ町が含まれる岩内管内は1.10倍、ちなみに札幌は0.98倍でした。
もともとニセコ地域は道内でも有効求人倍率が高い傾向にあり、コロナ禍前の平成27年・冬季にはサービス業の有効求人倍率が4.56倍にまで上がり、時給3,000円の求人情報も散見されるなど、国内でも高い求人状況となっていました。

第二期ニセコ町自治創生総合戦略(平成28年3月)


■人材不足解消と移住定住推進を図りたい

ニセコ町内でこうした人材不足の解決についてお話をするなかで、ニセコ町商工会の市橋さんからは「多くの商工会員が経営課題として“人材不足”を挙げている」と、移住定住支援員の奥田さんからは「移住検討者と求人情報のマッチングに課題を感じていた」というご意見をいただき、ニセコ町内で人材採用&移住定住推進プロジェクトを始動することになりました。

そこで、自治体との連携実績も豊富な、リクルート社の皆さまと連携をして、官民連携でのプロジェクトを発足しました。

左からリクルートの金光雅志さん、日高誠人さん、ニセコ町商工会の市橋貴之さんとリクルートの五木田雅彦さん。



町内事業者と移住者のマッチング課題を解消したい

ニセコ町商工会のWEBサイト内で紹介されている求人情報


現在ニセコ町では、求人情報をニセコ町商工会やハローワークのWEBサイトで掲載しています。ニセコ町商工会の市橋さんは「より求人情報を分かりやすくイメージしやすいものとして掲載することで、商工会員の経営課題である人財不足の課題解決に繋げていきたい」と語ります。

そこで、まずはニセコ町商工会員の皆さまへAirワーク 採用管理の無料説明会を開催することにしました。



その前に、そもそもIndeedやAirワークってなに?

Indeedは、世の中の求人情報を集約している「求人特化型の検索エンジン」です。集約している情報の中にはタウンワークやリクナビNEXTといった求人メディアの情報もあれば、ハローワークや企業が持つ採用サイトの情報、派遣会社が独自に載せている求人情報なども含まれます。
つまり、世の中のさまざまな求人情報がIndeedから検索できるということになります。求職者の目線から見ると、ほとんどの求人情報が一度で網羅できるメリットがあります。

説明会資料より抜粋

ニセコ町内の事業者の方からも「AirワークやIndeedの名前は聞いたことがあるけど、いまいち仕組みが分からない」「掲載料や手数料など取られたり、費用がかかるイメージ」というお声をいただきました。

                              airWork説明会資料より抜粋

IndeedはGoogleやYahoo!といった検索サイトのようなもので、Indeed上からさまざまな求人サイトや採用ページの情報が一度に検索できます。AirワークはIndeedと連携しているので、Airワークで作成した採用ページは、Indeed上から検索が可能です。さらにAirワークでは採用ホームページを無料で作成でき、採用の成果報酬まで全てが無料。IndeedへAirワーク求人ページが掲載されることで多くの求職者の方へリーチすることができることはもちろん、自社求人サイトとしてチラシなどの販促ツールとしての活用も可能です。


ニセコ町商工会でAirワーク採用管理の無料説明会を開催しました!

無料説明会はお昼と夜の2回に分けて開催。当日はオンライン参加も含め、多くのニセコ町商工会員の事業者様にご参加いただきました。

4月26日(火)、ニセコ町町民センターでニセコ町商工会主催のもと、リクルートから金光さん、日高さん、五木田さんに登壇いただきAirワークの説明会を開催しました。当日は連休前の忙しいタイミングにも関わらず、多くの事業者の皆さまへお集まりいただきました。説明会のなかでは、国内の求人状況や移住者が求めている求人情報などのお役立ちデータやAirワークの活用事例など紹介いただきました。

以下は説明会のなかでご紹介した参考データを少しだけご紹介。

出典:国立社会保障人口問題研究所「日本の将来推計人口(平成29年推計)」、総務省「人口推計
(平成28年)」より経済産業省作成
出典:⼀般社団法⼈移住・交流推進機(JOIN)「若者の移住」調査より


実際のデータからも国内の生産年齢人口の減少はまず間違いなく、特に地方ではその課題は事業者だけではなく地域全体で喫緊の課題でもあります。
地域内での人材採用だけではなく、地域外からの採用も必要であり、それは移住推進とセットでの話になります。

グループワークでは、事業者の方同士での情報交換の機会としても盛り上がっていらっしゃいました。

約2時間の説明会では、後半にAirワーク採用管理ページ作成までを実施。
検索・応募されるための掲載ノウハウを具体的に紹介いただき、参加者の皆さんとても満足いただいたご様子でした。

Airワークで作成されたニセコ町の求人サイト一覧。2022年5月6日現在、約40件の求人が掲載中
紅茶専門店「ルピシア」さんのAirワーク求人サイト


ニセコ町移住定住支援員の奥田さんは次のように語ります。

「実際、ニセコ町への移住相談はとても多いです。移住の際に最も重要となるのが“住宅”と“仕事”。住宅については移住前に内見もできますが、仕事については移住した後に働いてみないと分からないのが実状です。
移住される方は“こんな移住ライフを送りたい”という理想を持っていらっしゃる方がほとんどで、移住後の仕事が想像していたものと違った場合、移住そのものが失敗だったということにもなりかねません。移住前にWEB上で仕事の内容を分かりやすく紹介することでミスマッチを防ぎ、移住後も、満足をして長く定住をしてもらいたいと考えています。それは移住者だけではなく地域の事業者にとっても有益なはず。」


ご自身も元々は移住者として、ニセコ町移住定住支援員として活動をされている奥田さん



ニセコ町では「人材採用」と「移住定住」をセットで推進していきます

ニセコ町では今後も人材採用強化・移住定住推進をセットで進めていく予定です。
現在、airWorkページを包括した移住定住サイトもリニューアル予定。こちらについては進捗があり次第、またnoteでもレポートさせていただきます!✍🏻


【お知らせ】ニセコ町では、ニセコ町で働きたい方を絶賛募集中です。

ニセコ町では、ニセコ町で働きたい方はもちろん、移住してニセコ町で働きたい方の支援も行っています。

ご希望の方は各サイトを参考にしていただけたらと思います。


その他にも、後志振興局では、冬季はスキーリゾートで、夏季は農家で働きながら、季節的な働き方をマッチングする『しりべし「まち・ひと・しごと」マッチングサイト』も運用されています。
ニセコ町を含む後志(しりべし)エリアは、ニセコやキロロ、ルスツなどリゾート地として人気なエリアでもあります。短期的に働いてみたいという方はぜひチェックしてもらえたらと思います。


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