【広報ニセコ連動企画】町民と膝を突き合わせて全14回の話し合い。ニセコ町"まちづくり懇談会"
こんにちは!ニセコ町公式note担当の伊藤里佐です!
先日スノーボードへ出掛けたら滑ることを忘れるほどキレイで息を吞む絶景に巡り合いました😊
ほんとに雪景色はきれいですね。雪が降ると早く雪と戯れたくて早起き。
積もった時限定で”朝活”=雪かきをしています。
冬本番。ツルツル路面の運転だけは気をつけて安全にいきましょう。
さて今回は【広報ニセコ連動企画】と題し、ニセコ町役場の広報広聴係の担当者がニセコ町広報誌「広報ニセコ」を取材制作した誌面記事の1つを取り上げ、広報ニセコでは書ききれなかった話や、そこで感じた想いなどをご紹介する企画です。
1. 各地区で『まちづくり懇談会』が開かれました
ニセコ町では、自治の実現を図ることを目的とした「まちづくり基本条例」で定められるように、情報共有と住民参加を軸としています。
情報共有の原則として町民が自ら考え行動する自治のため必要不可欠なものの一つとして "まちづくり懇談会" も開かれています。
他には、まちづくり町民講座、こんにちは・おばんです町長室(※注)、まちづくり広聴箱、まちづくりトークなどの仕組み、予算説明書「もっと知りたいことしの仕事」の町内世帯への配布などがあり、様々な方法で情報共有、住民参加を行っています。
ところで、今年度は第6次総合計画を策定するタイミングだということを知っていましたか?総合計画はニセコ町の最上位計画です。
この総合計画策定に向けて、昨年7月に開かれたまちづくりワークショップにはさまざまな分野の町内事業者さん、地域おこし協力隊も多数参加し、ニセコ町の「変えずに守り続けたいもの」「変えていきたいもの」について意見を出し合い一枚の模造紙にまとめて発表しました。
大人だけじゃなく、子どもたちが参加する子どもまちづくりワークショップも昨年8月に開かれグループごとに意見をまとめて発表もしました。
2. 全地区をコンプリート!広報広聴係大野百恵さんに聞く!
総合計画・まちづくり懇談会の舵取り役として尽力されているニセコ町役場 広報広聴係長・大野百恵さんへインタビューしました!
町長や副町長のスケジュールを調整し、各町内会の予定を聞いて懇談会の日時を決めて会場を準備したり、これから話し合うための準備として懇談会資料の素案を作ったり。
広報広聴係は、一般的に住民からは毎月発行される広報誌の制作をしている部署と認知されることが多いとは思いますが、広報誌の取材や入稿と並行して、視察対応も数多くこなしています。
さらに大野さんは並行して総合計画の策定に向けて従事されていました。
とても忙しそうなのにいつも前向きで周囲と良好な関係を築かれていて、お茶目なところもあり尊敬できる上司の大野さん。
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伊藤)『広報ニセコ2月号』の中からまちづくり懇談会についての記事を取り上げていただきました。 制作にまつわる秘話や裏話が聞けたら嬉しいです!
大野)秘話・・はい、色々聞いてください。笑
初めて「まちづくり懇談会」に担当者として参加したのは2019年でした。その時は全13回すべての会場に行きました。
伊藤)開催時間は18時~20時が多いですよね。今年度は全14回なので、ほぼ2週間くらい通常業務の後に行って懇親会の議事録を取り、翌日文字起こし。。大変です。
大野)はい。懇談会の前にちょこっとお菓子を食べて乗り切ってました笑
伊藤)わ~;たくさん食べてください^^;
なにか、地域ごとに特色があるとのことでしたけど具体的に教えて頂けますか?
大野)農家さんが多い地域だと農業の話が多いですし、学校がある地域だと教育関連の話が多いし、インバウンドの多い地域は開発に関する質問が多いなど地域ごとの色があって面白いなぁと思いました。
伊藤)なるほど、ニセコ町も小さい町のようで結構違うんですね場所によって。
これまでの5年間で時間の経過とともに変わったことなどありますか?
大野)ニセコ高校の話題が盛んだったのは今回初めてでした。ニセコ高校は魅力化に取り組んでいてさまざまな改革をやっている最中だから関心が高いのだろうと思いました。
伊藤)実は私も、まちづくり懇談会ってどんな感じなのかドキドキしながら2つの地区へ参加させていただきました。
町長・副町長・教育長・企画環境課長などいわゆる町政を担うビッグ4の顔ぶれが、地域のコミュニティーセンターへ出向き、胡坐をかいて町民と膝を突き合わせて話し合う光景がセンセーショナルでした!
移住者にとってみたら参加するのは少々ハードルが高いように思えましたが、有島地区の懇談会は『有島謝恩会館』の中に入れる貴重な機会だ!という視点もモチベーションに行ってみました。そしたら小説家:有島武郎の書いた絵が。
大野)けっこうどこの自治体も同じようなことやっていると思いますよ。
伊藤)そうなんですねっ、、。出身地の札幌市でもやっていたのかな・・・一度も関心を持ったことがありませんでした。お恥ずかしい限りです。
大野)こちらから地区へ出向くと、まちづくり町民講座に参加したり、広聴箱に意見を書いたりしない人たちも来てくれる傾向にあるので、そういった人たちの意見を聴くと、役場にいて聞こえてくる意見と全然違う時があって。これは気を付けないと!と思ったんですよね。
『広報広聴係の「広聴」、広く正しく聴くことをした上で、広く伝える。こと』が本当に大事だと初年度に勉強になりました。
伊藤)なるほど~。私も肝に銘じます!
同じ畳の上で町長が町政や計画について説明したり、意見を聞かせて欲しいと語りかけたり。口調も、「ゆるくないんだよね~」など温かみのある方言が飛び出すなど、町長と対面でお話出来るあの空間は、不思議と親戚の集まりのようにも感じました。言い過ぎですか?
大野)それで思い出しましたけど、とある地区に出向いた際に地域住民の方が、町長はじめ役場職員の席だけ座布団を厚めに用意してくれていて。
「町長、そちらにお掛けください」と誘導した時のこと。
町長は、「いや、みなさんと同じように座りますよ」と言い、座布団をよけて同じ目線で話せるようにしたことがありました。
伊藤)へー。やっぱり町民の立場になって聞いてくれる姿勢がみられるのはうれしいことですよね~。
多いときは1日2回の開催をこなされ、毎回予算やまちの取組や課題について同じことを話していて骨が折れますよね。
大野)大変だと思いますね。
伊藤)大野さんはこれからどんなニセコ町になると思いますか?
大野)ん~そうですね。AIやDXの普及など時代の流れは必ずきて社会は変わると思います。
ただ、わたしはニセコ町って本当にいろんな人がいて、すごい人がたくさんいるなぁって思ってて。ひとのポテンシャルが凄く高いので希望が持てるなって。
伊藤)うんうん( ・ω・)。ポテンシャル高い人にしか会ったことないです、今のところ。。
ほんとそうですね!そこで育つ子らは幼少期からその影響を受けていると思うので、未来においても『ひと』は宝ものですね。
大野)自然環境を守るってやはり難しくて大変だと思いますけど、そういう人たちが多いニセコ町なら、できるのでは?と希望が持てるような気がします。
伊藤)世界的に観光地として有名になったニセコ町。
惹きつけられて来たひとびとでこの先も誇れる町になるといいな。
大野さん、秘話(?!)ありがとうございました!!^^
大野)ありがとうございました笑
3. どんな計画になるの?👀
まちづくり懇談会で意見をあつめたり、審議会で審議したりして
いよいよ姿を現し始めた第6次総合計画。
どんなものか知りたい人は、町民センターで開かれる町民講座で聞くことが出来ます。
私は地域おこし協力隊でありながら、配属先業務として広報のお仕事をさせていただいています。
記事を執筆するため取材をしたり、町民講座に参加したりすると、どんどんニセコ町のことがわかるようになってきました。
これも、地域おこし協力隊の制度、広く情報共有してくれる町の姿勢があってのことなんだと思いました。
分かってくると派生的に今まで気にも留めなかったワードに目が留まり、記事を読むようになったりと、面白いです!
4. 第6次総合計画策定のながれ
・アンケート実施(今回は1500人に実施)
↓
・まちづくりワークショップ開催
↓
・まちづくり懇談会 を経て計画が練られ、さらに
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・審議会にて審議
↓
↓
・町民講座
↓
・町長へ答申
↓
・議会提出
↓
・議決されたら計画策定!町の公式HPに掲載
5. 議会はみんな傍聴できます
ニセコ町役場では、開議中はその様子がテレビで中継され、職員のデスクから見られます。業務をしながら議会の様子がわかる環境です。
ガラス張りの町民ホール(議場)があるニセコ町庁舎3Fは、テレワークをしたり、職員が休憩をとったり、学生が勉強したりできるスペースと併設されていて、町民だけでなく誰でも利用できるスペースになっていますのでお気軽にお越しください。
参考リンク
●【ニセコ町公式ホームページ】>>
●【広報ニセコ2月号】>>
●【片山健也町長noteで発信中!】>>
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