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”ニセコ町へ移住”と考えたなら「移住相談会」「おためし協力隊」「トモダチHUBニセコ」をフル活用すべし。

こんにちは!note担当伊藤です。ニセコ町でホットな話題の1つといえば、「移住」のはなし。
何を隠そう、わたしも移住者のひとりです!

国立社会保障・人口問題研究所が2023年12月に発表した推計人口では、北海道の人口は2050年には382万人となり、2020年と比べて140万5千人(26.9%)減る見通しということです。
179市町村すべてで減少し、4割弱の67自治体で人口が半分以下になると推計されています。

なかなかショッキングである一方で、国も各自治体も対策に乗り出していることと思います。



■道内唯一、減少率が1桁台、4.4%と推測されているニセコ町

ニセコ町も例外ではなく、現在人口5,000人程の町ですが、人口減少が見込まれています。
ですが、人口減少する道内自治体の中では唯一、減少率が1桁台、4.4%と推測されているとして新聞各社が取り上げていました。

減少率が唯一ひと桁のニセコ町。
出所:国立社会保障・人口問題研究所

減少はしているものの、どうしてニセコ町は道内唯一、一桁台の減少率と推測されているのでしょうか。

インバウンドの入り込み数を真っ先にイメージする方が多いかもしれませんが、冬のパウダースノーの魅力に惹きつけられた海外からの移住者だけではないようです。
担当者が北海道外へ出向き直接まちの魅力を伝える「移住相談会」、総務省の推進する「地域おこし協力隊制度」など地道な活動による体制の整備や、先人の移住者たちの魅力的なライフスタイルが拡散し魅力度が向上するなど、人口減少に歯止めをかける要素として考えられるのではないでしょうか。

①「北海道で暮らす」を思い描いたら、相談会へ


目を引く「ニセコどうでしょう」のキャッチコピー

北海道移住相談会2024」が2024年6月15日(土)、東京都千代田区の東京交通会館にて開催されました。
ニセコ町も参加し市町村ブースで来場者の相談に応じ、雪国の生活面のことや、お仕事に関することなど説明しつつ、まちの豊かな自然環境や美味しいお野菜などについてもアピールしました。


■拡大中!地域おこし協力隊の活動

総務省によりますと、昨年度、道内で「地域おこし協力隊」として活動したのは、前の年度より141人増えて1084人と初めて1000人を超え、12年連続で全国最多となったことは比較的新しいニュースです。

また2009年度の制度開始以降、去年3月までに活動を終えた1485人のうち、7割を超える1077人が活動していた市町村で定住したということです。

また近年、新卒生が企業へ就職するのではなく、地域おこし協力隊として採用されるといったケースも少しづつ増えているそうです。

北海道知事は「人口減少が進み地域社会や経済の縮小が懸念される中で、地域課題の解決や地域の活性化などの貴重な担い手となるよう期待している」としています。

②夏・冬開催。2泊3日ニセコ町おためし協力隊


道内自治体では資格取得や起業をサポートするなど、任期を終えた隊員の定住につなげており、ニセコ町でも同様のサポートに加え、着任する前に、おためしで自治体と交流できる「おためし協力隊」も実施して、過去の教訓から新規隊員と自治体のミスマッチを防ぐ取り組みをしています。

おためし協力隊」は、生活体験や、役場や配属先の訪問、現役隊員との交流会を通して、移住に向けた具体的なイメージを持つことが出来る取り組みになっていて、移住希望者のみならず、受け入れる町側にとっても、どんな人が来るのか、着任前に会えることにより不安を取り除けるというメリットがあります。

<2024/7/23~25に開催されたニセコ町地域おこし協力隊「おためし協力隊」イベントの様子>

・役場担当職員がニセコ町が大切にしていることや特色などについてお話します。

・現役地域おこし協力隊の隊長自らの経歴をご紹介し、どうして応募しようと思ったか、何がしたくて来たのか、日ごろどういった活動を行っているのかについてお話します。

・現役協力隊員がどんな質問にも答えます!

自治体と合わなかったり、双方で意見の相違があったりと様々な、過去の事例から学び、ニセコ町では協力隊と自治体のミスマッチを出来る限り防ぎたいとの想いから、現役協力隊と交流できる機会を提供。

隊員たちは、「よかったこと」のみならず、「よくなかったこと」についても話します。
生の声を聞くことでしか知ることが出来なかった応募希望者の皆さんは、希望の配属先をもう一度熟考することが出来る機会を得ることが出来るのです。

また、自治体の担当者と、配属先担当者らにとっては、出来る限り協力隊が快適に活動してもらえるように体制を整える機会となるため、協力隊任期中の途中離脱抑止効果をもたらすことができます。

③移住後もあんしんな「トモダチHUBニセコ」

移住したものの、相談するひとが居ない、友達をつくりたいなど様々な悩みに答えてくれる、ニセコ町移住定住支援員の奥田さん、鎌田さんが、ニセコ町の中央倉庫群旧でんぷん工場の一角で、移住者と地域の交流促進を目的とした「トモダチHUBニセコ」を定期開催し、相談できる場所をつくってくれています。

ニセコらしさ満載のキャンプ用テーブル&チェア

ー起業したいけど何から始めればいいのか?
ーくらしに関する問題はどこに聞けばよいのか?
ーはじめての冬を迎える前に準備しておくものが知りたい
・・などなど

どんなことでも話を聞いてくれます。
それもそのはず、支援員のおふたり自身もニセコへ移住し起業した経験をお持ちなのですから。
本当にとっても心強い相談員です。

また、ニセコ町では卒隊後に起業した先輩隊員がたくさんいるので紹介したりされたりが日常茶飯事のことなので、遠慮なくどんどん相談していける環境が整っています。
いつのまにか仲間が増えて、定住をするひとが増えるのでしょう。

■高い起業率を誇るニセコ町

地域おこし協力隊員数を見ても、北海道内では東川町、厚真町に次いで3番目に多いエリアがニセコ町です。
【参考】地域おこし協力隊導入状況はコチラから

移住後に起業する人も増えていて、2021年4月~9月期では昨年同期比で法人設立数の増加率が全国町村で6位と、国内でも高い起業率となっています。

ニセコ町内の移住・起業熱とその背景については、初回記事でも紹介しているので、読んでみてくださいね。

こちらの特集記事【ニセコ町の「移住」と「起業」の話】では、これからニセコ町へ移住を検討されている方に向けて、「ニセコ町での移住・起業のリアル」を紹介しています。

■「移住」と「起業」シリーズ。過去のインタビュー記事はコチラから!

vol.1   https://niseko-town.note.jp/n/nda77c3a97e21

vol.2   https://niseko-town.note.jp/n/n045ccb74034e

vol.3   https://niseko-town.note.jp/n/n67989a6bd2de

vol.4 https://niseko-town.note.jp/n/ne593f8741a0c

vol.5 <予告> 海外からニセコへ移住し起業した現役協力隊員のインタビューをお届けします!


■北海道各地の移住コーディネーターが集結

北海道各地の移住コーディネーターが集結し、自治体を超えた連携が生まれ、互いに研鑽しながら共に活動するチームが作った移住関連サイトがあります。ニセコ町も参加していますので、こちらも是非チェックしてください。

>>【公式】北海道移住のすゝめ (iju.hokkaido.jp) 


■あとがき

ニセコという土地柄についてはニュースでキャッチ出来ますが、実際にニセコ町へ来てはじめて知る、田舎の側面、全国初の自治基本条例「ニセコ町まちづくり基本条例」をもとに進められるまちづくり、環境保全に真剣に取り組むリアルなニセコの姿がありました。

ニュースからは読み取れない、脚色されてないニセコのローカルは、豊かな自然とともに生きることを前提としたニセコ町の” 決意 ”のように読み取ることが出来、その町の考え方に共感するひとが集まっていると感じます。

ヨソモノが弾かれることなく地域に根差すことができ、地域と共創する魅力的な取り組みは、今後ますます広がりを見せることでしょう。

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