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ニセコ町の「移住」と「起業」の話 /Vol.4 佐々木綾香さんインタビュー

ニセコ町でホットな話題の1つといえば、「移住」のはなし。
ニセコ町は人口5,000人程の町ですが、過去20年間に渡って人口が増え続けているという珍しい町です。
地域おこし協力隊人数を見ても、北海道内では東川町に次いで2番目に多いエリアがニセコ町となっています。
【参考】地域おこし協力隊導入状況はコチラから

移住後に起業する人も増えていて、2021年4月~9月期では昨年同期比で法人設立数の増加率が全国町村で6位と、国内でも高い起業率となっています。

ニセコ町内の移住・起業熱とその背景については、初回記事でも紹介しているので、読んでみてくださいね。


こちらの特集記事【ニセコ町の「移住」と「起業」の話】では、これからニセ町へ移住を検討されている方に向けて、「ニセコ町での移住・起業のリアル」を紹介しています。

■過去のインタビュー記事はコチラから

今回は2021年からニセコ町へ移住された佐々木綾香(ささきあやか)さんのご紹介です。
地域おこし協力隊として活動をしながら、持続可能な町づくりを目指しニセコ町、地域事業者、専門家が集まり立ち上げた町づくり会社「ニセコまち」で活躍する佐々木さん。
「なぜ移住したいと思ったのか?」
「移住先として選んだ場所は、なぜニセコ町だったのか?」
「ニセコまちでは、どんなお仕事をしているのか?」
「佐々木さんが運営するダンス教室とは?」

などなど、根掘り葉掘り伺ってきました!


注)なお、こちらのnote内で「ニセコ」と記載する場合は、ニセコ町・倶知安町・蘭越町のニセコ観光圏を指します。


佐々木綾香さん
群馬県みどり市出身。大学進学で東京に上京後、大学院進学で神戸へ移住。その後東京で海外開発のコンサルティング事業に携わり、2018年からは北海道へ移住し、北海道天塩町の地域おこし協力隊として活動開始。2021年1月にニセコ町へ移住し同年4月からニセコ町の地域おこし協力隊(配属先:株式会社ニセコまち)として活動を開始。



■地方と海外をつなぐ仕事がしたいと思い、北海道へ移住

ニセコ移住前の佐々木さん

■ニセコ移住のきっかけは何だったんですか?

もともとニセコ移住のきっかけは「ShiriBeshi留学(ニセコ留学)」でした。私は大学院で国際協力を専攻し、卒業後は国際協力や海外開発を専門とした東京のコンサルティング企業に就職したんですが、「地方」と「海外」をつなぐデザインに興味が湧き、地方に目を向けていたところ、地域おこし協力隊という制度があることを知り、2018年に北海道天塩町の地域おこし協力隊に入隊し、北海道へ移住しました。天塩町では海外に向けて町の魅力を発信する活動に取り組んでいたんのすが、より実践的に海外の方と触れ合いながら、もっと自分自身のスキルアップをしたいと考え、ニセコで開催されているShiriBeshi留学に参加しようと決意。2021年1月にニセコへ移住したのですが、コロナ禍の影響を受け、その冬のShiriBeshi留学は開催中止になってしまったんです。

■ShiriBeshi留学の開催中止、その後はどうされたんですか?
元々、天塩町で地域おこし協力隊の経験をしていたこともあり、ニセコ町地域おこし協力隊が多く集まるニセコ駅前のニセコ中央倉庫群へ度々足を運び、現役のニセコ町地域おこし協力隊の方々と情報交換するなかで、官民連携のまちづくり会社「ニセコまちが一緒に働く人を募集しているという話を聞きました。すぐにコンタクトを取り、ニセコまちが進めている取り組みについて話を伺いました。2021年4月からはニセコ町地域おこし協力隊に入隊し、協力隊からニセコまちへ配属をされ、ニセコまちでの活動を開始しました。

ニセコ町地域おこし協力隊1年目の佐々木さん(右から5人目が佐々木さん)

■ニセコまちでは地域の人たちとの繋がりを作るプラットフォーム「明日をつくる教室」を担当

ニセコまちが手掛ける街区「ニセコミライ」のイメージ

■ニセコまちではどんなお仕事を担当されているのですか?

ニセコまちは、ニセコ町役場と町内事業者、そしてドイツのフライブルク市ヴォーバン地区を模範とした持続可能な町づくりに取り組む一般社団法人クラブヴォーバンが出資して設立した、ニセコ町の持続可能な町づくりに取り組む官民連携の会社です。私は広報を中心に、総務や経理の仕事を担当しており、なかでも力を入れているのが、コミュニティづくりの一環として地域の人たちと繋がるきっかけを作るプラットフォーム「明日をつくる教室」の運営です。


【CHECK】ニセコミライについてはコチラの記事もご確認ください。


明日をつくる教室では、現地で生活する人はもちろん、ニセコに移住した人やこれから移住を考える人など、「ニセコ」に関係するあらゆる人たちがお互いのことを理解し、繋がるきっかけになるメディアを目指して運営しています。私自身、ニセコに移住してみて、本当にユニークな人が多いと感じたこともあり、そうした人たちが繋がることでもっと面白い町になるのではと感じています。そうしたニセコの素敵な方々にフォーカスを当てて日々取材・執筆をしています。

明日をつくる教室、取材中の佐々木さん


■佐々木さんがニセコ町でダンス教室を立ち上げた理由とは?

ダンス教室で子ども達にダンスを教える佐々木さん

■なぜダンス教室を立ち上げようと思ったのですか?

小学生から中学生までバレエを習っていて、高校からはヒップホップダンスのスクールに通い、大学ではダンスサークルに所属をし、学生時代はずっとダンスに関わる生活をしていましたが、社会人になってからはダンスをする機会がめっきり無くなってしまっていました。そうしたなか、ニセコ町の小学3〜4年生向けに行われている体験活動「ミニチャレ」(ニセコ町教育委員会主催)のなかで、ダンスを教えてみては?と提案を受け、自分の経験が町の役に立てるならと思い、ダンスレッスンを開催することにしました。動画アプリの普及など昔に比べてダンスが身近になった影響もあるのか、ミニチャレのダンスレッスンはキャンセル待ちになる程、好評をいただきました。そして今年1月に「ジモトデアソボウ!」(NPO法人ニセコ未来サポート隊主催)でダンスレッスンを開催した際にも好評をいただいたことから、単発イベントではなく継続してダンスレッスンを開催したら町の方々にもっと喜んでもらえるのではと考え、ダンス教室を立ち上げることにしました。

■ダンス教室にはどんな方が入会されていますか?また、今後どのようにしていきたいと考えていますか?

ニセコ町内の小学生向けに開催をしていて、毎週水曜日の夕方に小学校低学年クラスと高学年クラスに分けてレッスンをしています。ダンスを通して子ども達の世界観や価値観を広げるきっかけになればと考えていて、それは例えばダンスの音楽であったり、海外の文化であったり、ダンスを通して出会うユニークな人達であったり…ダンスを通して普段触れ合うことのない物事をインプットすることで新しい視点を持つきっかけにして欲しいと思っています。今後は地域とのコラボなども積極的に進めていきたいと考えていて、例えばお祭りとのコラボや、ニセコらしい冬の時期のイベントなど地域での輪をひろげることによって地域活性化にも繋げていきたいと考えています。

■ニセコ町に移住して困ったことランキング

最後に、佐々木さんがニセコ町移住後に感じた困ったことと、良かったことをランキング形式でお伺いしてみました!

■ニセコ町に移住して、困ったことTOP3を教えてください。

3位:スキー場で物を無くす
これはウインタースポーツをする人のあるあるではないかと思うのですが、スキー場で物を無くすという問題です(笑)私はスキー場で車の鍵とスマホを無くして大変な思いをしました(スマホは運よく見つかりましたが、車の鍵は…笑)ウエアのチャックを開けたまま楽しんでいたら、気付かない内にポケットから物が落ちていたりするので、皆さんチャックは必ず締めましょう!

2位:雪
やはり積雪量の多さですね。道路に雪の壁が出来ているのは天塩町では見ない景色だったので、ニセコに移住してびっくりしました。雪の影響で交通インフラに影響が出たり(狭い道だと車がすれ違えない等)、毎朝の雪下ろし作業など、雪の多さに慣れるまでは大変でした。

1位:物価の高さ

ニセコ地域は周辺と比較すると物価が高い傾向にあり、住宅賃料などは札幌と変わらないような価格です。カフェが好きでよく行くのですが、コーヒーも東京と変わらないような価格なので、節約を意識しないと困ります(笑)

■ニセコ町に移住して良かったことランキング

■ニセコ町に移住して、良かったことTOP3を教えてください。

3位:ウィンタースポーツができる環境
やはり家を出てすぐに
スキー場で滑れるという環境は格別です。
ニセコのスキー場は広くて滑りやすいですし、コースも豊富で楽しめます。
仕事終わりに1時間滑りに行ったりと、住んでいないと体験できない贅沢な時間に満足しています。

2位:食べ物
ニセコは野菜の種類が豊富なところも魅力です。移住して道の駅・ニセコビュープラザに行った時に、トマトだけでもいろんな種類のトマトがラインアップされていることに感動しました。最近はさつまいもを使ってスイートポテトを作ったり、ふかし芋にしたり、カボチャでパンプキンパイを作ったりと野菜が美味しいので料理も楽しめます。

1位:ユニークな人が多い

東京や神戸、北海道天塩町などいろんな地域に住んできましたが、ニセコに住む人はユニークで、突き抜けている人が多い印象です。例えば自分の理想の家を自ら作ってしまう人や、農家に転身して無農薬栽培に特化した野菜づくりをする人など、自分がやりたいと思ったことを実現している人が多く、とても刺激になります。また、この地域で生まれ育った地元の人たちのあたたかさを感じたり、海外から来る人たちとの関わりもあったりと、多様な人々が暮らしているのが魅力的だなと感じます。


(取材後記)
お話しをお伺いするなかで、自分自身に限界を作らずチャレンジを続ける佐々木さんの姿勢に刺激をいただきました。佐々木さんのなかには常に「海外」や「地方」などの境界線を作らず、各地が繋がっていける環境作りへの情熱が周りの人たちへも伝わり良い刺激となっていることが分かります。
ニセコまちのSDGs街区「ニセコミライ」も2024年4月から入居がはじまります。ニセコミライのコミュニティ作りや、海外に向けた発信など、今後も佐々木さんの活躍は続きそうです。(文:赤星)


ニセコ町の「移住」と「起業」の話シリーズでは、ニセコで移住・起業された素敵な方を今後も紹介していく予定です。
私のことも取材してほしい!というニセコ町在住の移住・起業者の方も募集中ですので、ぜひご連絡をお待ちしております!(自薦他薦問いません)

■ニセコ町への移住相談はコチラから

■お問い合わせはコチラから


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